Aさん(53才・女性)は、いつも明るく
元気な方で、たまたま待合に一緒に
なった他のお客さんとも気軽に声を
かけて仲良くなっていまうような良い
意味でのおばちゃんって感じの方
なのですが、
前回、来院された時はいつもと様子が
違いちょっと疲れた感じで、表情も暗い
印象でした。
「調子はどうですか?お疲れですか?」
声をかけると、
「先生、なんだか調子が悪くて・・・
ちょっと気分がはれなくって・・・
・・・うつっぽいんです。」
これは良くないと思い、急遽 施術を
カウセリングに変更して話しを聴かせて
もらう事にしました。
》先週頃から、時々気持ちが
落ち込んでなかなか戻らない、
》酷い時は、身体も重くなって
立っているだけでもシンドイ、
》こんな事は初めて・・・
うつ病になったのかも?
とても不安になり
動揺されていました。
生活や食事の中での変化を聴き取りして
いるうちに、ふと『花粉症の薬』とうい
言葉が出てきました。
いままでも、季節性のうつ が 花粉症の
薬を飲むと酷くなるという症状を訴える方を
何人か見てきたので、その事例をお伝えしました。
ここまでが先週の話しで、本日おみえになった
Aさんは、いつも通りの元気で明るい姿で
お越しいただけました。
担当医さんと相談して、花粉症の処方を
1回2錠のところ、1錠に減らしてもらった
ところすっかり気分の落ち込みはなくなった
そうです。
毎年、この季節には決まって飲んでいる
花粉症の薬ですが、いままで眠気や
ダルさ程度の事はあっても、こんな
うつ症状にはなったことがないそうです。
1錠にしたので花粉症の症状は少々
おさまりが悪いそうですがあんな
気分で毎日過ごさなきゃいけない
くらいならこれで充分だと笑顔で
おしゃられておられました。
毎日、気軽に飲んでる薬も ある日
副作用が出ることもあります。
毎日の生活習慣、食習慣に意識して
身体の変調時、何か習慣の変化が
なかったか気がつけるようにしておくと
良いでしょう。
※効果には個人差があります