健康は腸内細菌のバランスをどう考えるかにつきますが、実際のところ全体の3割程度しか腸内細菌の存在がハッキリとわかっていません。

 

善玉菌、悪玉菌がその3割に含まれます。残り7割の菌は培養すらできない未知の菌であり、これを日和見菌と呼んでいます。

 

日和見菌には、腸内環境を良くしてがん細胞を抑制する働きのある「酪酸」を産生するものが多いことが分かっています。

 

また、アレルギーやアトピーなどの免疫を働かせる菌や逆に控えめに抑える働きをする菌がいることもわかってきています。

 

これまで健康のためには、乳酸菌やビフィズス菌が重要であると言われてきましたが、日和見菌が産生する様々な物質も大切です。

 

日和見菌の主なエサは、食物繊維です。食物繊維を必要量しっかりとることで腸が元気になります。

 

さらに加えると、野菜などの不溶性食物繊維も大切なのですが、海藻や根菜などの水溶性食物繊維がより重要となります。

 

 

理想のバランスは、不溶性(1)に対して水溶性(3)の1：3です。

 

腸活には、食物繊維は必要不可欠となります。ぜひ取り入れてみて下さい